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​遊園地を訪れる人々は皆、いつも楽しそうだ。
私はどうだろうか?

家族というものが分からない。
物心ついたときにはこの場所に居て、
​気づいたら「座長」なんて呼ばれるようになっていた。

といっても団員不足の廃れたサーカス団なんていつ潰れるか
分かったものじゃない。


不幸せな訳ではない、ただ満たされない空洞がある事だけはわかる。
...毎日そんなことを考えている、馬鹿らしい。

もし、私に家族ができたら何か変わるのだろうか?
私も人間らしく、愛することを知れるのだろうか?

...悪いことを思いついた。
実行するには、私の「幸せ」のために必要な犠牲がある。

私は風船を持って出かけよう、そうだな…

目が合った子にしようか




​座長室の手記より抜粋

 

​???の情報

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​怖がることはないさ、私は君たちの「お母様」なんだからね。
大丈夫、心配しなくても。

昔を思い出す必要がないくらい幸せにしてあげるからね...?​

連絡先

遺レ者曲技団シリーズ

(X)@Douse_Korobu

(mail)dousekorobu@gmail.com

​雨降川ひばり

(X)@Hibariya_Shokai

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